CAREERS RECRUITMENT INFORMATION

INTERVIEW新ビジネスを創り出すところから関われる。
世界と関わってキャリアを高められる。
「弁護士」の枠を超えた経験の連続。

総務部法務室横尾 和彦
塚田 七菜
池本 和隆

面接の場で法務部長と高度なディスカッション。
ここなら面白い仕事ができそうだと感じた。

横尾私は法科大学院を修了後、司法修習を経て三井住友銀行に入行しました。就職先に民間企業、なかでも金融機関を選んだのは、修習生時代に読んだ論文がきっかけでした。銀行の法務部の方が書かれた論文で、民法や倒産法に関する判例の分析などについて実務を踏まえて高度な法律論が展開されており、とても感銘を受けたのです。それを契機に自分の法律の専門性を金融ビジネスに活かすのも面白そうだと考え、金融機関を志望するようになりました。

塚田私は日本銀行からの転職です。大学院卒業後日銀に入行し、国際局に所属して外国の中央銀行との折衝業務に携わっていましたが、かねてから司法試験を受験したいと考えており、勤務しながら試験に臨んで合格しました。しかし、日銀に在籍しながら司法修習に参加することがかなわず、やむなく退職。修習後は日銀での経験を活かして海外と関われる仕事がしたいと、グローバルに事業を展開する金融機関を就職先として検討しました。

池本塚田さんと同様、私も社会人になってから法曹資格を取得しました。私は小さい頃から水泳競技に打ち込み、大学では運動生理学などを学びながら水泳部のコーチを務め、その実績が認められて卒業後は母校で体育科目の非常勤講師に就任。が、もともと私は法律家を志していて、その夢をかなえたいと講師の傍らロースクールに通って司法試験に合格。当初は検事を志していましたが、あらためて自分自身を振り返ると、私が最も喜びを感じるのは目標にチャレンジして達成した瞬間であり、そうした経験は民間企業のほうがより味わえるのではないかと。なかでも銀行はさまざまな業種のお客様の案件に関わることができ、多様なキャリアが得られることに魅力を感じました。

横尾金融機関のなかでも三井住友銀行に惹かれたのは、採用面接時に法務部長とディスカッションする機会があり、そこで強いインパクトを受けたから。当時ちょうど導入されたマイナス金利について、法律的な観点から銀行のローン業務などにどう影響を及ぼすのかディスカッションさせていただいたのですが、先例のないテーマに部長が高度な見識を示され、知的好奇心が大いに刺激されました。こうした面接を受けたのは三井住友銀行だけで、ここならエキサイティングな仕事ができそうだと入行を決意したのです。

塚田私も法務部長との採用面接が、三井住友銀行を選んだ決め手になりました。その場で「グローバルと関わる仕事がしたい」という意思を伝えると、部長が「入行後に必ず海外でキャリアを積める機会を提供するよ」と。事実、入行して半年も経たないうちにニューヨーク支店にトレーニーとして派遣され、現地のリーガル部門の業務を経験する機会を与えていただきました。当行は個々の意欲を尊重してくれる企業であり、それはここで働く大きな魅力だと思いますね。

1年目からニューヨーク支店のリーガル部門に駐在。
3年目で新たなデジタル金融サービスの開発に参加。

池本私は入行してまだ日が浅く、銀行法務について勉強中の毎日です。配属後しばらくはメンターの先輩の指導のもとで業務にあたり、3カ月目からは独り立ちして支店サイドからの法律相談に対応。国際相続などの難解な案件についての相談が寄せられることも多く、その都度調査し、判断できないことは専門家の方々の助言を仰いで業務を進めていきました。そして現在は法人営業部にトレーニーとして派遣され、営業の現場を経験しています。

横尾私も入行当初、営業部門でトレーニーを経験しましたが、とても勉強になりますよね。

池本ええ。法人営業担当者の方に帯同して顧客企業を訪問し、経営者の方々と直に面談する機会もたびたびあります。昨今のコロナ禍で経営状況が芳しくないお客様も多く、営業担当の方が懸命に改善策をアドバイスされている様子に触れ、銀行の存在意義をあらためて感じるとともに、法律面からどうサポートできるかという意識をいっそう強く抱くようになりました。また、第一線で活躍されている営業の方々の優れたビジネススキルなども肌で学ぶことができ、それも私にとって大きなプラスになっています。

横尾私の当行でのキャリアは5年目に入りました。最初の2年ほどは融資や為替などのオーソドックスな銀行業務に関する法律相談や契約書のレビューなどを担当しましたが、経験を積むうちによりビジネスに関わりたいと3年目に法人デジタルソリューション部の前身部署へ異動。ここはFinTechやデジタルをベースに新たな商品やサービスを企画開発する部門です。法務部はビジネスのリスクを評価してコントロールすることが主な役割ですが、その前のビジネスを創る段階から主体的に関わり、事業を成功に導く力になりたい。そんな想いを募らせていたところ、幸運にもそれがかなう機会を得ることができました。

塚田最近世の中で主流になりつつある、スマートフォンによるキャッシュレス決済サービスの開発にも、横尾さんは関わられたんですよね。

横尾そう。他企業とアライアンスを組んでの、部署横断の開発プロジェクトでしたが、私は法律の専門家としてそこに参加しました。銀行業は規制業種なので、このサービスが法律面で問題がないよう、きちんとロジックを構築しなければならない。単に法規制をクリアするだけではなく、決済の実務も踏まえ収益を最大化するためのスキームを編み出して、金融庁とも折衝。本当に大変でしたが、このサービスが実現して世の中にリリースされた時は大きな達成感があり、それはまさに私が求めていたものでした。

池本私もビジネス志向なので、将来はぜひ横尾さんのような仕事にチャレンジしてみたいです。

塚田私の場合、入行時の希望通り、グローバルと関わるポジションでキャリアを重ねています。海外拠点のリーガル部門と絶えずコミュニケーションを取り、日本国内で適用される海外の法律について、どんなポイントが問題になるのかを調査検討し、行内に周知させていくことが私の役割。そのための研修の一環として、入行1年目の半ばに2カ月ほどニューヨーク支店に派遣されました。まさかこんなに早く海外での仕事が経験できるとは思いも寄らず、とてもテンションが上がったのですが、実際に赴いてみると現地のリーガル部門は全員ニューヨーク州弁護士資格を持った法律の専門家で、日本人は私一人。大変な思いをしましたが、彼らとの協業で私自身タフになったように感じます。また、ニューヨーク駐在時に“リーガルサミット”が開催され、そこで当行の各海外拠点の法務担当と情報交換する機会があり、個人情報保護法など日本で適用される各国の法律への理解も深まりました。本当に1年目から大きく成長できた実感がありますね。

法律の専門家として自分が下した判断が、
銀行の経営判断に組み込まれ、社会に影響を及ぼす。

池本塚田さんは育児休暇も取られていらっしゃるんですよね。

塚田ええ。長男を出産した際に育児休暇を取得しました。育児休暇を取る期間も自分の都合で決めることができ、上司も「息子さんファーストで考えてください」とおっしゃってくださる。育休に入る前、妊娠中に体調を崩して急に休まなければならなくなった時も、まわりのみなさんが温かくサポートしてくださりました。仕事と育児を両立されている女性の先輩方もたくさんいらっしゃいますし、弁護士資格を持つ女性がキャリアを積む場としても魅力的だと思います。

横尾いま司法修習を受けている方々のなかには、法律事務所に進むか、民間企業に就職するか悩まれている人も多いかと思いますが、民間企業で働く醍醐味は、法律を解釈して適用するだけでなく、ビジネスをどう成功させるかという観点で仕事ができること。自分が下した判断が、銀行の経営判断になかに組み込まれて、新たなビジネスやサービスが生み出される。そのダイナミズムは法律事務所では味わえないと思います。

塚田あと、民間企業のほうが主体的に仕事ができると思いますね。法律事務所は依頼を受ける側であり、仕事のゴールが定められている。でもここでは、たとえば「こんなビジネスを創りたい」と自分がゴールを決めることができる。また、個人レベルではできない大きな案件を担うことができ、自分の仕事が社会に与える影響も大きい。

池本先輩方のお話を伺っていると、三井住友銀行は若いうちから大きな仕事ができる場だと感じますし、それは同業他社と比べてもアピールできるポイントですね。

塚田その通りです。私は上司から託されて、全銀協(全国銀行協会)の法務関係者の会合に参加しているのですが、他行の担当者はみなさん役職者で、私だけ圧倒的に若いんですね。若手に成長のチャンスを与えようという会社の意思を感じますし、それは三井住友銀行ならではのカルチャーだと思います。

横尾法律関係の専門誌に当行を代表して論文を寄稿するチャンスも、若手に提供してくれますよね。アカデミックな志向も満たすことができる場です。

塚田私もすでに何本か寄稿しました。また海外留学制度も設けられているので、子供が成長したら米国のロースクールに留学し、ニューヨーク州弁護士資格を取得したいと思っています。それを携えてニューヨークに赴任し、現地で日米の両方の法律に精通して高度なアドバイスができる専門家になることが、私の今の目標です。

池本私は個人的に三井住友銀行の多様性が気に入っています。本当にいろんな分野の専門家がいらっしゃって、そうした方々と関わって仕事を進めていくのはとても刺激的ですし、自分の中に新たな知見がどんどん蓄えられる。新しいことに挑戦できる力も養われていく。こうした環境を魅力に思える方に、三井住友銀行をぜひお勧めしたいですね。

※所属などは、インタビュー当時のものです。
※部署名は現在のものと異なります。
オススメコンテンツ

page top