CAREERS RECRUITMENT INFORMATION

INTERVIEW国家公務員からの転身。
世界と絶えず関わりながら
社会的価値と経済的価値を
ともに生み出すことに挑む。

グローバル戦略統括部西條 真実

前職は官公庁。社会の大きな変化を実感し、
民間企業だからできることを求めてSMBCに転職。

私は国家公務員からの転職です。大学時代に環境問題に関心を持ち、その解決に貢献できればと官公庁に入省し、10年以上にわたって国の政策に関わってきました。在籍中には大気汚染防止法改正案作成を担うチームのリーダーを務めたほか、パリ協定に係る国際交渉などにも携わり、人事院の長期在外研究員制度を利用して、ニューヨークのロースクールとカリフォルニアの公共政策大学院でそれぞれ1年間学ぶなど、充実したキャリアを重ねることができました。

行政に携わることにはとてもやりがいを感じていましたが、実は民間でのキャリアも意識していて、機会があればビジネスの現場に身を置いてみたいという思いをずっと抱いていました。入省当時は、環境問題への対応は主に政策ドリブンと考えていましたが、気候変動などの重大な問題に世界が直面して、企業もサステナビリティを経営課題として取り組む気運が高まり、時代が変化していることを実感。持続可能な社会の実現に向けて、民間企業だからこそできることがあるのではないかと考え、そこに関与できればと転職を決意したのです。

転職にあたっては、サステナビリティを軸としたビジネスに携われること、そしてグローバルに仕事ができることを希望していましたが、そのどちらも満たせるポジションを募集していたのがSMBCです。面接の場で、サステナビリティがもたらす社会的価値をどのように経済的価値につなげていくのかという質問をさせていただいたところ、マネジメント層の方から、社会的価値創造は民間企業も当然行うべきものであるとのお話をいただき、金融機関として社会に貢献できる可能性を大いに感じて、SMBCを新たなキャリアの場として選択。入行後は、グローバル戦略統括部の事業企画グループのサステナビリティチームに所属し、海外でのファイナンスに係るサステナビリティについての企画業務にあたることになりました。

グローバルでのサステナビリティを推進。
入行9か月目にはリーダーを任され、さらなる高みへ。

グローバル戦略統括部はキャリア入行者を積極的に受け入れており、周りの方々のフランクな姿勢もあってすぐに溶け込むことができたので、異業種から転職した私にとっては幸運な環境でした。SMBCに入行時、前職での経験からサステナビリティに関する知見は有していたものの、金融についての知識はまったく備えていなかったため、しばらくは習得に努めました。特に最初の頃は、業務を進めるにあたってチームの方々に教えを請うことばかりでしたが、みなさん丁寧に応えてくださり、また勉強会なども頻繁に開催していただいて、周囲の方のおかげでスムーズにキャッチアップできたように思います。

所属したチームで、現在は海外でのファイナンス案件について環境・社会の観点からのレピュテーションリスクなどをチェックする「守り」の業務から、サステナブルファイナンスなどの推進を企画する「攻め」の業務まで担うようになり、世界各地の拠点で働く職員の方々と密にコミュニケーションを取って信頼関係を築き、現地と協業しながら、一つひとつの業務を進めています。例えば、特に欧州で進んでいるグリーン水素生産やCCS(二酸化炭素の回収・貯留)などの新エネルギー・新技術の普及に貢献するファイナンスや、アジアを中心としたトランジションファイナンスは、社会的価値と経済的価値をともに創出することができると考えており、そうした案件の推進をサポートすることに大きな意義を感じています。

また、入行早々、チームの次年度の方針を立てる業務を任され、関係者と議論しながら意見を調整して役割をまっとうしました。この取組を評価いただいた結果、入行して9か月目にはチームリーダーのポジションを託され、自分の成長の実感とモチベーションがより高まったと思います。前職での省庁時代に折衝業務をいくつも経験し、培った力をSMBCでも活かすことができたのです。今後はいっそう高い視点からチームを率い、事業を通したサステナビリティを追求していきたいです。

SMBCのカラー

個人に大きな裁量を委ねてくれる文化。
意思決定のスピードも速く、毎日がダイナミック。

私が所属するサステナビリティチームは個人に委ねられる裁量が大きく、担当する案件や企画業務については、基本的に自ら方針を考えてミッションを遂行していく環境です。お互いにサポートしあう文化はありますが、それぞれがプロフェッショナルとして責任をもって案件に取り組んでおり、自分の意思で仕事を動かせることにやりがいを感じています。

そして、私にとっては意思決定のスピードも非常に速いことにも新たな刺激を受けています。SMBCでは「こうあるべきではないか」と提示したことは、その是非がすぐに判断されて次の行動に移すことができる。しかも、このチームでは私が行動を起こしたことがグローバルに影響を及ぼしていく。とてもダイナミックであり、まさにこれが金融ビジネスの最先端に携わる醍醐味なのだと、あらためてSMBCでキャリアを積む面白さを噛みしめています。

SMBCで挑戦したいこと

サステナビリティを軸に多様なキャリアを積み、将来はSMBCグループの社会的価値創造の根幹に関わりたい。

当面はサステナビリティチームを率いるリーダーとして、グローバルでのサステナビリティに関する取組をさらに高度化していくことが私の役割だと捉えています。すでにSMBCが世界でもトップランクにあるサステナブルファイナンスの取組のみならず、実体経済の脱炭素化に向けて、足許必要となるトランジションの支援、中長期的に不可欠な新エネルギー・新技術へのリスクテイクについても、いっそう推進していきたいと考えています。

長期的なキャリアビジョンとしては、サステナビリティを自分の軸にしながら、さまざまな業務を経験してみたいです。SMBCグループ全体の気候変動対策の方針の立案などにも興味がありますし、多様なキャリアを積んで知見を深め、サステナビリティに関する取組をビジネスとして持続させていくことにチャレンジし、そしてゆくゆくは、SMBCグループが経営戦略の重要な柱に据えている「社会的価値の創造」のための施策を企画していく、そんなポジションに携われればと思っています。

※所属などは、インタビュー当時のものです。
※部署名は現在のものと異なる場合があります。
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