INTERVIEW総合商社での経験をもとに
プロジェクトファイナンスを究め、
この専門性を武器に自分の人生を
自分で決められる人材になりたい。
ストラクチャードファイナンス営業部根津 有希央
会社の意向に左右されるキャリアに疑問を感じ、
自らの意思で人生を決められる力をつけたいとSMBCへ。
私は新卒で総合商社に入社し、社会人5年目の時にSMBCに転職しました。前職では主に電力関連の事業開発に携わり、米国のスタートアップと協業してバーチャルパワープラントの実証プロジェクトを推進したり、米国にある日系企業の工場が再生可能エネルギー電力を調達するスキームの構築などに従事しました。若いうちから充実したキャリアを積むことができましたが、一方でそれらのキャリアは会社から与えられた側面が大きく、自分の意思のみで選択できたものではありませんでした。プライベートを含め自分の人生を見つめ直した際に、今後は自らのキャリアを自らの力で選べるだけの専門性を身につけたいと、転職を意識するようになりました。
そして、どんな専門性を自分の武器にすべきかと考えた時、導き出されたのが「プロジェクトファイナンス」でした。前職で電力業界に関わるなかで、社会に新たな仕組みを創る上でプロジェクトファイナンスが非常に重要であると実感し、それを究めれば案件の種類や地域を問わず、自分の価値を発揮できると思ったのです。このプロジェクトファイナンスを手がけられる場を探していたところ、真っ先に出会ったのがSMBCでした。面接時にお会いした、入社後に上司となる方がとてもスマートで、この人のもとで働きたいと純粋に思いましたし、社員の方々もみなさん魅力的でした。前職でプロジェクトファイナンスをアレンジした経験はありませんでしたが、前職での経歴から十分に戦力になれると判断していただき、私もご縁を感じて入社を決意しました。
電力業界のプロジェクトファイナンスなら根津だと
バイネームで世間から評価される人材になりたい。
現在はプロジェクトファイナンスを専門に担うチームに所属し、さまざまな案件を推進しています。ファイナンシャルアドバイザー(FA)やマンデーテッドリードアレンジャー(MLA)として国内各地で展開されている再生可能エネルギープロジェクトの資金調達を支援しているほか、いま経産省が主導して進めている、長距離海底直流送電の国家プロジェクトのマーケティング活動などにも従事しています。私は異業種からの転職で金融の知識がほとんどなかったため、上司や周りのメンバーの方々のサポートを得て、具体的な案件支援を通じて懸命にキャッチアップしながら業務に取り組んでいます。
銀行での業務については、例えば電力分野においては発電や送電等事業のバリューチェーンに幅広く関与できること、また業種を問わず数多くのお客さまにコンタクトし議論ができることは魅力高い点だと思います。
前職はプロジェクトの事業者側でしたので、FAを務める上で事業者の視点に立ってファイナンスのあり方を考えられるのは、キャリア入行ならではの私の価値だと思っています。一緒に案件に取り組むチームのメンバーは本当に優秀で、尊敬できる方々ばかり。プロジェクトファイナンス一筋で10年20年とキャリアを積んでいる人もいらっしゃり、そうした先輩方から直に知見を吸収できるのはとても刺激的です。そして、みなさん志の高い方々ばかりで、プロジェクトファイナンスを通じて社会をより良く変えていきたいという思いが強く、私も自ずと視座が高くなっています。
こうした環境でプロジェクトファイナンスの専門性を磨き、ゆくゆくはバイネームで勝負できるようになりたい。プロジェクトファイナンスの世界は、業界ごとに名前の知られた第一人者が存在し、一目置かれています。私も「電力業界でのプロジェクトファイナンスなら根津だ」と世間から認められ、SMBCの枠を超えて広く求められる人材を目指していきたいと思っています。
SMBCのカラー
とても自由度が高い企業。
自分の意思で自分のキャリアを選べる環境がある。
日本の金融機関は堅いイメージがありますが、SMBCはとてもフレキシブルな企業です。私のいるストラクチャードファイナンス営業部は裁量労働制で勤務時間は個人の判断に委ねてくれますし、自分の都合に合わせて仕事のスケジュールを組むことができる。服装もドレスコードフリーが導入されており、個人の意思を尊重する風土であることも、私がSMBCを転職先に選んだ理由のひとつです。
私たちのチームが担うプロジェクトファイナンスは決して容易なものではなく、高いハードルを越える必要もあるのですが、そうした状況でもみなポジティブに仕事を楽しんでいます。そして、成果を上げれば評価され、社内での影響力も増し、自分の意思が通るようになる。私も圧倒的な成果を出せる人材となって、自分のキャリアを自分で決めていきたいと思っています。
SMBCで挑戦したいこと
事業を持続させるために、きちんと収益をもたらせる案件を創出していきたい。
当面の目標としては、どんなに難度の高いプロジェクトファイナンスも確実に遂行できるようになり、その上で新たな案件の創出にチャレンジしたいと思っています。自らイニシアチブをとって案件を創り出すためには、主戦場である電力業界でネットワークを築き、再エネ関連などの新規プロジェクトの情報をいち早く掴み、競合他社に先んじて優れた提案をしなければなりません。そこに求められるのは、プロジェクトファイナンスに関する専門性はもちろん、さまざまな関係者の利害を調整し、信頼を獲得しながら物事を進めていく力。総合商社で得た経験をベースにして、そうしたスキルもさらに高めていきたいと考えています。
また、私は総合商社のカルチャーの中でキャリアを積んできたので、収益を追求する意識が染みついています。再エネ関連のプロジェクトファイナンスは、社会課題解決に寄与するという大きな意義があるものの、だからといって収益を度外視していいというわけではない。きちんと収益を上げなければ事業そのものが持続しないので、SMBCに確かな収益をもたらす案件創出にこだわっていきたいと思っています。