買収される側を経験し、人生が変わった。
経験のすべてを活かして働けると感じ、SMBCへ。
前職は、不動産投資やプライベート・エクイティ・ファンドの運営などを行う投資会社。入社後に自社が買収されることになり、経理・財務業務と並行をしながらPMIなどの統合プロジェクトを担当しました。
その後は自分が買収側の投資に関わり、企業にとって一大イベントであるM&Aの両側面を見てその奥深さに惹かれました。M&Aは会社をまるごと買うため、会計・借り入れ・人事労務など多岐に渡る知識が必要。あらゆる技術を学び・活かす総合格闘技のような面白さがあると感じ、さらに専門性を磨くために転職を決意しました。
採用された理由としては、M&A・LBOファイナンスの知見、経理・財務などの実務経験を持っていたこと。前職のタフな交渉でも淡々と仕事ができるメンタリティ、理系思考で培われた論理的なコミュニケーションなどで適性があると感じていただけたのではないかと思っています。
SMBCを選んだ理由の中には規模の大きさ、業種の幅広さなどのスペック面もありますが、買収して終わりではなく、長い取引が可能な銀行でならこれまでの経験を活かして「全員が幸せになるM&Aの実現に携われるのではないか」と感じたのが大きな理由です。
「SMBC」だからじゃない。
SMBC社員の真摯な働きが、マーケットを動かした。
入行してから、我々の提言がLBOファイナンスのマーケットを動かすきっかけになったのではと感じる出来事がありました。我々は以前からLBOファイナンスの金利が適正よりも低いのではないか感じていました。市場の中にもそう感じている方が多い実感はありましたが、競争環境も厳しく、取引内容は変わることなく日々が過ぎていました。
そこで改めてチームで話し合った結果、マーケットの健全性や持続性を考えれば、たとえ今案件がなくなったとしてもSMBCとして適正だと考える価格での取引をお客さまにお願いするべきだという結論に至りました。
そこで、真摯に理由をご説明しながらお客さまに意見をお伝えしたところ、いくつかの案件ではご理解いただくことができたのです。その後、マーケットが徐々に適正価格での取引をしようという姿勢に変化していきました。最終的に我々の提言がきっかけだったか定かではありませんが、こうした提言の後にマーケットが動いていったことを見ても、先進的な取り組みをしているSMBCでしか経験できないことがあるのではないかと感じます。
個人的にSMBCならではというやりがいを感じた仕事は、ファンドによるメーカー小会社の買収案件です。買収における取引が非常に複雑であったため、買収の際に契約書を何百ページも作る必要がありました。
成約自体も嬉しかったのですが、一番達成感を覚えたのは運用時に発生した問題を営業部と連携して1つずつ潰していき、最終的に「SMBCさんがメインバンクで良かった」とお客さまから言っていただけたことです。買収して終わりという関係ではなく、買収した後も長い関係を続けられる。私が理想としていたアフターメンテナンスが実現できました。銀行以外ではこうしたお付き合いが難しいため、改めてSMBCを選んで良かったと思っています。
SMBCのカラー
スピーディーでフランクなコミュニケーションができるのは、お客さま第一主義が文化として根付いているから。
銀行 = 堅いというイメージを持っている方も多いかもしれませんが、上下関係は非常にフランクです。相談ベースでも上司に意見を求めに行けば議論してもらえますし、意欲があって言うワガママにはチャンスをくれます。
私自身「新聞に載るような案件をいつかやってみたい」と伝えたら、当時ファンド向けLBOファイナンス最大額を扱うプロジェクトにアサインしてもらえました。
スピード感あるアクションも、SMBCの特徴です。お客さまから「できそうだったらお願いしたい」という温度感で相談いただいた非常に珍しいタイプの案件も、相談から実行まで2ヶ月という短期間でやりきりました。こうした相談も最初から断らず、できそうにないことでも一度はチャレンジしてみるという姿勢にはSMBCらしさを感じますね。
フランクな雰囲気なので、プライベートも気軽に相談できるのも魅力ですね。結婚、出産、転勤など、男性・女性問わず、さまざまなライフイベントがありますが、そういった部分まで相談できるのは非常に心強いです。
SMBCで実現したいこと
人の入れ替わりがあっても、変わらず強いチームでい続けられる。そんな強い組織を作っていきたい。
人の入れ替わりが多い銀行だからこそ、人が入れ替わっても強いチームでい続けられる仕組みを作っていきたいと思っています。
もちろん個人が力を伸ばすためにOJTで先輩から主体的に学ぶ姿勢も重要なのですが、OJT後にレクチャーを行い、体系的に学ぶためのポイントを押さえてもらえるように、アプローチしていきたいですね。
この文化がチームに根付いていけば成長スピードが加速し、より強い組織に。それがさらなるSMBCの強さにつながると確信しています。