

40歳手前にして、今回が初めての転職です。以前に勤めていたのは生損保系のベンチャーキャピタル。長年ベンチャー投資に携わり、公開に導いた企業も10社ほどあります。その一方で、キャリアの後半はバイアウト投資も手がけていました。
しかし、やはりベンチャーキャピタルではファイナンスを実施できる案件の規模にも限りがある。次第にMBOやLBOが大型化し、企業買収のマーケットがダイナミックに拡大していくにつれて、より大きなディールを手がけてみたいという思いが強くなり、転職を意識するようになったのです。MBOやLBOが一般的な手法として認知されつつあるいま、きっとこれから大型案件が続々と現れる。チャレンジするなら、今が絶好のタイミングではないかと。
転職にあたってはファンドも検討しましたが、ファンドはひとつの案件をじっくりと掘り下げていくスタイル。私としては、いろいろな案件を数多く経験してみたい。ならば、いろんなファンドとつきあってローンでMBOやLBOをサポートしていくレンダーのほうが、世の中で注目されるような旬のディールにたくさん関われるのではないか。そんな考えから、三井住友銀行に関心を持つようになりました。
三井住友銀行は、MBO/LBOの分野でのシニアレンダーとしてはマーケットシェアNo.1。大型の案件が発生すれば、必ず声がかかるような存在。やるからには、その分野のトップで力を試してみたいという思いもありました。
加えて、これまではエクイティ側に身を置いていましたので、今度はシニアレンダーの側からMBO/LBOに関わっていくのも貴重な経験になるのではないかと。裏返せば、私はエクイティサイドの経験があるので、たとえば案件を実行するにあたってファンドがどんなことを考えているのか、その辺の事情もおおよそ理解できる。それはローンを提供する立場において強みになるのではないか。それで三井住友銀行の門をたたき、幸いにもMBO/LBOグループの一員となることができました。
まだこちらに入社してから1年ほどですが、すでにクロージングした案件は3つに上り、現在、期中の案件も2つ抱え、忙しい毎日を過ごしています。 |
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| 次回は、銀行で実際にMBO/LBOに関わってみて感じたことを、VC時代を比較してお話します。 |
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